ほのぼの生活 PaPa山

株、節約、パワースポット、子育てについて語っております。

京都の定食屋さんのおばあちゃんの話

今週のお題「会いたい人」

よく旅行に行っていた京都も

ディープなスポットを探すようになり

ある時、東本願寺の近くに

古い定食屋さんを見つけた。

 

お世辞にも綺麗とは言えないどころか

やってるのかさえ分からないほどの

佇まい。

 

彼女と2人で恐る恐る入ってみると

店内は薄暗く、お客さんは誰もいない。

 

お店のおばあちゃんだけが居て

やってますか?と聞くと

はいはい。いらっしゃい。と迎え入れてくれた。

 

メニューをみると

全体的に安目な設定に

ニシンそばと、卵丼を頼んでみた。

 

おばあちゃんが作るみたいで

奥に引っ込んで15分ほどして

カウンターの口に料理が出てきた。

その後、おばあちゃんがやっとこさ

運ぶ為に出てきたので、思わず

手伝いますよ。と運んだ。

 

おばあちゃんは我々が食べている間も

近くに座って世間話をしながら

お兄さんは優しいから結婚するなら

こーゆー人がいいんだよーとか、

 

夜はこの通りの並びに寿司屋さんで

ハモの料理が安く食べられるからおすすめだよ。

 

などなど話てくれました。

 

なんとなく居心地が良くて

毎年何回か通うようになったものの

その穴場感が段々と口コミで広がり

ゆっくりと行くよな場所ではなくなって足が遠のいて行ってしまった。

 

数年ぶりに行ってみようと

行った時にはおばあちゃんはおらず

息子さんのような男性が居るだけで

前の賑わいも無くなってました。

 

おばあちゃんの居ないお店は

なんとなく寂しい感じになり

いつものニシンそばを食べると

早々に店を後にしました。

 

また、あのおばあちゃんに

会って、ニシンそばを食べながら世間話をする

京都時間を味わいたいなぁーと

夏が近くなると時々思い出します。