会社の同僚がノンフィクションの日航機墜落の本を貸してくれた。
偶然にも最近会った友人から以前ラジオで紹介させていた事を聞いて気になっていた本だった。
ノンフィクション本で、かなり信じがたい内容が多いと言うより、信じたくない内容と言った
方が正しいかもしれない。
本を読み終えた後から、何かしなきゃダメなよ
うなそわそわした感じがしばらく続いた。
そんなある日、同僚からお線香でも
あげに行かないか?と誘われた。
早朝6時半頃に到着し
駐車場が6台分ほどしかない事に驚いた。
登山道には杖が置いてあり
かなり険しい山を思わせる。
登り口付近はいたって
普通の山道と同じ感じ。
しばらく歩くと石碑があった。
アメリカ航空安全関係の方のものらしい。
内容的に世界的に見てもかなり
大きな事故だったことを思わせる。
尾根に近づくにつれて
立木に焦げた跡や、折れた跡が
ちらほら見えてくる。
事故の衝撃の大きさをリアルに感じる。
恐らく、ご遺体は山の広範囲に
散らばってしまったようで
色んな所に墓石や石碑、菩薩など
配置されていた。
坂本九さんの写真や、事故に遭われた
方々へのメッセージ、千羽鶴などが
飾られている小山があった。
小さな子供も犠牲になっており
胸が苦しくなった。
目的地の尾根
ここでお線香をあげ
ご冥福をお祈りしました。
向こうの山の欠けている部分は
日航機がかすめたことにより
欠けたと言われている部分。
改めて520名もの命が
犠牲になった事の大きさを
痛感しました。
そして、
この様な事故が起こらないような
安全に対する意識が高くなること
を祈りました。
命の大切さを再認識する登山になりました。